壬生義士伝(映画)

「壬生義士伝」

浅田次郎のベストラー小説を、滝田洋二郎監督が映画化した傑作時代劇。混迷の幕末期に新撰組隊士として、妻と子を守るためだけに生き抜いた吉村貫一郎(中井貴一)。副長助勤・斎藤一(佐藤浩市)はそんな吉村を憎みながらも、その小さくも強固な生き方にいつしか惹かれていく・・・

という内容紹介だが、傑作かどうかははっきりいって微妙。
TVドラマ版(吉村=渡辺謙)に比べてボリューム不足なのは当然としても、スケールまでダウンした感じです。
しかも竜馬の下手人が斎藤だったり、大久保が嫌な奴だったり、伊東が御陵衛士共々斬られたり、篠原が赤報隊ではなく官軍にetc...
で新撰組中心人物を端折り過ぎだったのでまあ私好みの設定ではありませんでした。

それでもこの映画を観たのはこれで2回目。
なぜかというと、大河ドラマ「新撰組!」で山南さんを演じた堺雅人がこの「壬生義士伝」に沖田として出演していたからです。演技は山南さんの時と同じにしか見えませんが(笑)やはり存在感ありましたね。
佐藤浩市も大河では芹沢鴨で出演していました。彼は斎藤よりも芹沢のほうが合っていると思います。
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# by super-pippo | 2004-10-21 16:45 | 映画-時代劇

コンフィデンス(映画)

「コンフィデンス」

『15ミニッツ』のエドワード・バーンズ、レイチェル・ワイズ、アンディ・ガルシア、ダスティン・ホフマンという実力派4大スターが共演を果たしたクライムサスペンス。暗黒街の大物・キングの金を盗んでしまい、窮地に陥ってしまった天才詐欺師・ジェイクは、美しい女スリたちと手を組み、危険な大仕掛けに打って出る・・・
というのが大まかなストーリー。

私はエドワード・バーンズ(たぶんレイチェルワイズも)の映画を観るのは初めてで少し期待していたのだが、思っていたよりもピヨピヨ声でがっくし。

しかもアンディ(帽子被っててよくわからない)とダスティン(怪演おみごと)はほとんどチョイ役のようなもので、4大スター共演!というのはいささか誇張ぎみかと思われます。まあ1時間半と短い映画なので仕方ないのかもしれませんが・・・惜しい・・・
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# by super-pippo | 2004-10-19 06:00 | 映画-サスペンス

ぼくの神さま(本)

「ぼくの神さま」 竹書房文庫
Yurek Bogayevicz (原著), 酒井 紀子 (翻訳), ユレク ボガエヴィッチ

本書は「シックス・センス」や「AI」で有名なハーレイ・ジョエル・オスメントが主演の映画「ぼくの神さま」の原作本である。

時は第二次世界大戦。ナチス占領下のポーランドではユダヤ人狩りが始まり、ユダヤ人少年ロメックは両親と生き別れ、田舎に隠れ住むことになる。

ロメックを預かった農夫グニチオには2人の息子、ヴラデックとトロがおり、少年達は戦争の時代を懸命に生きようとする・・・

というのが話の大筋だ。

私は2年ほど前に映画を観ていたが記憶が曖昧で、本書を読みながら「あ~そういえばこうだったな」と記憶を蘇らせていく作業はとても面白かった。

まあ戦争がテーマなので内容はもちろん暗いのだが。

戦争はなんの罪もない人々(一般市民)をも巻き込んでいき、そして戦争のような厳しい状況下では純粋無垢な子供のほうが残酷になれる。

自分がこの時代に生まれていたら?そう考えながら、そして自分の少年時代を思い出しながら読んでいたらいつのまにか涙がこぼれていた。

本書は1日で読み終えてしまったし、映画も90分と短いので長いのが苦手な人にはオススメだ。ただ、とても悲しい話だということをお忘れなく。

最後になるが、私的にトロ役のリアム・ヘス少年の演技は主演のオスメント少年を食っていたと思う。
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# by super-pippo | 2004-10-19 05:32 | 本-小説

ロベルト・バッジョ自伝 天の扉(本)

「ロベルト・バッジョ自伝 天の扉」
ロベルト バッジョ (著), Roberto Baggio (原著), 片野 道郎 (翻訳)

フィオレンティーナ、ユヴェントス、ミラン、ボローニャ、インテルとクラブを渡り歩き、そしてブレシアでセリエA通算200ゴールを達成し、残念ながら昨シーズン(03~04)を最後に引退を表明したサッカー元イタリア代表ロベルト・バッジョ選手(以下ロビー)。
本書はロビーが代表から漏れてしまった2002年の日韓W杯の直前に書かれた自伝である。

偉大なサッカー選手云々よりもロビーとはどんな人間なのかがよくわかる。
ロビーファンなら読むべきだろう。
読んですぐの感想は、当たり前だがロビーは波乱万丈な人生を歩んできたなということ。
慢性的な右膝の怪我。仏教との出会い。バロンドール受賞。3度のW杯(いずれも延長PK負け)。そして監督との確執・・・

そう、誰からも愛されたが、それ故に憎まれもした。
なかでもインテル時代のリッピ監督との確執は想像以上だったのでショックを受けた。私はユヴェンティーノだから(そのリッピもロビーと同じく今シーズンでユヴェントスを辞任。2004年10月現在イタリアA代表監督を務めている)。

といっても私は日韓W杯からサッカーを見始めたので全盛期(ユヴェントス時代)のロビーを生で見ていない、しかし私がロビーのファンになるには円熟期のプレーだけで十分だった。
果たして、彼を超えるファンタジスタはすぐに現れるのだろうか・・・
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# by super-pippo | 2004-10-19 05:18